三毛の助です。

いつも何も入っていない郵便受けに
何やらハガキが・・

それは、会社勤めしていた同期からのものだった。
その同期は、
有名大学出身で今では、大手会社の役員になっている。
(大手なので人事がある程度、公表されているので分かっていた)

そこには「・・・」と一言書かれていた。

hatena


それほどの仲でもなく、多少会話する程度で、私生活でもあまり関わりもなく
会社を辞めた後、結婚したようだが招待もされず、年賀状のやり取りも無くなった位の関係であった。

自分は、会社を辞めてから、転々としており、もちろん当時は携帯もない時代(笑)。
昔の人は、自分の素性は分からないであろうと思えた。

どうして、今の自分の住所を知りえたのか見当もつかない?
親も居所などは話さないであろうし・・・どうやって・・何か不安である。

今では、もちろん、結婚式に呼ばれた数名の
大学などの狭い交友関係も切れている。

自分からどんどん離れていったというのも事実だ。

今の自分の惨めな姿を見られたくもないし、知られたくない
そう思っている。

今の自分の心境は

何度も自分を鼓舞して、自己否定しないように
努力はしたし、今でも自己肯定しようと努力しているが

実際は
自分で自分を惨めだと思っている。
自分で自分を負け犬だと感じている。

それが本音。

何か隠れて生きている。

一旗揚げようともしたことがあった。

自営業ながらも社長業として活動して、それなりに実入りがあった時は
それなりに自分自身の生き方に誇りに思い、自負もしていたが・・

今は、もう生きているのも辛い。

その、あまり関わりのなかった同期から
の手紙の内容は

「元気か。生きてるか。」

たった、そんな文章一言だった。

一体、どんな思いで書いたのであろう。
そこには、高みから見下ろしている目線を感じた。

自分の住所が知られたことの恥ずかしさと
多分、今の現状を既に知っている上での言葉のようで
胸に突き刺さった。

一体何様のつもりなのか?

天と地、
いや
天国と地獄ほどの差がある状況で
今更、何のつもりのハガキなのか・・

そこには
本人が住んでるであろう住所が記されていた。
電話やメールなどの記載もなかった。

返事を手紙かハガキでほしいということなのか
全く意味が分からない。

何らかのきっかけで住所を知って
興味本位でハガキを出したようにしか思えない。

その文章には、愛も思いやりも感じられなかった。

そのまま
放置している。

もし自分が逆の立場だったらどうしてるのか?
そんなことを感じた。

惨めな人を見ると
哀れみや同情心も起こるし
まだ、自分はマシだと高みから見る自分がいる。

もし、逆の立場だったら・・・
中途退社した同期の様子は・・・やはり興味はあるかもしれない・・

人は立場でコロコロ変わる。
立場で分かる自分の性。

いつも、穏やかにいたいものである。




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