三毛の助です
タイトルに惹かれてBOOKOFFで購入。
数時間で読んだ。
これだ
文章が簡単で明瞭で物語口調なので読みやすかった。
ニートという言葉がどのようなものか?興味があったが、
ご本人はバイタリティ溢れる人だった。
ニートとは程遠いと感じた。
本人の弁によると、
放浪ニートとは定職に就かず世界を放浪しているバックパッカーのようなもの。
まず、そこで現在のニートの定義とは違う
放浪ニートという表題は、宣伝販売のためのキャッチコピーでしょうね。
正式名称としては、
「世界を放浪旅したおかげで、リストラになっても独立して年商300億以上の社長に成れた。」
こんなかんじでしょうね。
今のニートで苦しんでいる人の参考やら応援歌にはなりませんね(笑)
ただ、話としてはとても興味深いレアメタル探しのことや交渉、など「山師」といわれる人の仕事がわかり、また、この著者・中村氏の生きざまが克明に分かり人生模様としてみればとても波乱に満ちた面白いフィクションである。
この社長は元来、負けず嫌い、常識にとらわれない、活発な性格の持ち主であるからこそ
世界を放浪して見分を拡げた。
そして、元来の性格と世界放浪で得た多くの多文化の人との交流で得たものが人生の後半で開花したのだろう。
とても真似できないが、読んでいて感心してしまう。
そんな著者だが、最初の就職では全然希望とは違う部署にいて働く姿を描いている。
このような人も我慢?をしながら先の希望を抱きつつ仕事している。
そんな姿を見て、自分の人生を振り返った。
あの若い当時、大手に就職していた自分はどうだったろうか?
目先の事に翻弄され、先の展望も希望もなく、
ただただ流されてその日を思う、その日暮らしだった。
会社命の仕事はこなしていたが、それは言われたことはやる、真面目に働いていればと・・
まるで幼稚園から小学校・中学校・高校と言われたことを守る幼稚な心
ただそれだけの生き方だったように思う。
父が言っていた「真面目に生きていれば報われる」
それだけではいかない人生を知った。
また多くの悩める人生と出会った。
簡単に、あれは間違ってる、あれは悪い。など気軽には言えないことが分かった。
TVで色々と非難、批判している人もいるが、実際その立場になったら言えないだろう。
だから、私は簡単に人を批評はできない。
若いころは
悩みがあれば、そのことだけに集中して狭い世界で生きて来たなとつくづく思いかえした。
もっと他に考えこと、思うことが出来ただろうに・・・と今になればそう思う。
なぜ、あの時・・こう思えなかったのか?なぜ、もう終わりだと思い込んでしまったのか?
30歳で退職後、この著者と違う方向での放浪ニートになってしまった。
著者のように世界35か国をまわりはしなかったが、海外にも行ったことはあるし、東南アジアを放浪したこともある。
でも思いかえしても、糧にはなっていない(笑)。
帰国後も「日本はやっぱり世界一住みやすい」と思うだけで、
グローバルな方向性にもならず日本の小さき日常の世界に戻ってしまった。
思い込んでいると、その思い込みの世狭い世界から出れなくなる。
隣に幸せがあっても気づかない。
自分は世界一不幸だと思っていて、毎日が不安苦しみの日々。
でも、それは誰も気づかなかった。
「三毛の助は明るいな!面白いな!」と言われイジられつつも
楽しそうに過ごしているかのように見えていただろう。
そして今
また同じ心境に迷い込んでいるのがわかる。
出口のないような不安・息苦しさ・・・
多分、自分は駄目だ。終わりだ。
そうどこかで確信しているのだろう。
バイト代も底をつきかけてきている。
親のお墓を立てて上げるどころの次元でない。
まず、
今の自分の気持ちを立ち上げない限りは未来はない。
わかっている。
一人で居るからには、
一人で立ち上がるしかないのだが・・・動けない
情けない。
わかっている
どうにかしないといけないのは
わかっている
動かなければ始まらないのは
わかってる
そうやって日々過ぎてゆく
わかってる
今人生どん底。
どん底がチャンス。
わかっている頭では
ある時
姪が「おじゃちゃんのことは大好き。」と言ってくれたことが
今更ながら胸に沁みる。
どうにかしたい。
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これだ
放浪ニートが、340億社長になった!―世界90か国で学んだ人生を楽しむ仕事術 | ||||
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【著者の言葉(プロローグより)】
22歳のとき、僕は海外放浪の旅に出た。このときはほぼ無一文だった。 ブラジルを中心として世界35か国をまわり、最後のインドに着いたときには、荷物はズダ袋1つで浮浪者のようだった。
商社に入社してからも世界放浪は続いた。レアメタル資源を中心に開発し、中国、ロシア、中央アジア、カナダ、南アメリカ、アフリカ、オセアニアと世界中をかけめぐった。
その後、54歳になって会社からクビを切られた。54歳の男が新たに職を探すとしたら、どんな仕事があるだろう。ガードマンか? 清掃関係か? 年収はよく見積もって、これまでの半分以下だろう。 僕は敗者復活戦に挑み、サバイバルしなくてはいけないと思った。レアメタルでひと山当てようと、日本初のレアメタル専門商社を設立した。
文章が簡単で明瞭で物語口調なので読みやすかった。
ニートという言葉がどのようなものか?興味があったが、
ご本人はバイタリティ溢れる人だった。
ニートとは程遠いと感じた。
本人の弁によると、
放浪ニートとは定職に就かず世界を放浪しているバックパッカーのようなもの。
まず、そこで現在のニートの定義とは違う
放浪ニートという表題は、宣伝販売のためのキャッチコピーでしょうね。
正式名称としては、
「世界を放浪旅したおかげで、リストラになっても独立して年商300億以上の社長に成れた。」
こんなかんじでしょうね。
今のニートで苦しんでいる人の参考やら応援歌にはなりませんね(笑)
ただ、話としてはとても興味深いレアメタル探しのことや交渉、など「山師」といわれる人の仕事がわかり、また、この著者・中村氏の生きざまが克明に分かり人生模様としてみればとても波乱に満ちた面白いフィクションである。
この社長は元来、負けず嫌い、常識にとらわれない、活発な性格の持ち主であるからこそ
世界を放浪して見分を拡げた。
そして、元来の性格と世界放浪で得た多くの多文化の人との交流で得たものが人生の後半で開花したのだろう。
僕は、岐路に立ったら困難な道を選ぶことにしている。分かれ道があったら難しいほうへ進む。これが”放浪ニート”時代に学んだ知恵だ。安易な道を選ぶと、不思議なことにツキに見放された。病気をしたり、ケガをしたり、荷物を盗まれたりと悪いことばかり起きたのだ。多くの未開発の地域で異文化の異人との交渉の様子は本当に小説のようで目を見張るものがある。
とても真似できないが、読んでいて感心してしまう。
そんな著者だが、最初の就職では全然希望とは違う部署にいて働く姿を描いている。
このような人も我慢?をしながら先の希望を抱きつつ仕事している。
僕は入社後すぐに配属された総務の仕事を嫌で、「いつ会社を辞めようか」とばかり考えていたが、「辞めるのは安易な道だ。この会社はどうなるのか最後まで見届けてやろう」と困難な道を選択し、そのときから徹底的に仕事に取り組み始めたのだった。いずれにせよ、困難な道を選ぶと、自分の気力が充実しているからか、新しい展開が待っていた。
そんな姿を見て、自分の人生を振り返った。
あの若い当時、大手に就職していた自分はどうだったろうか?
目先の事に翻弄され、先の展望も希望もなく、
ただただ流されてその日を思う、その日暮らしだった。
会社命の仕事はこなしていたが、それは言われたことはやる、真面目に働いていればと・・
まるで幼稚園から小学校・中学校・高校と言われたことを守る幼稚な心
ただそれだけの生き方だったように思う。
父が言っていた「真面目に生きていれば報われる」
それだけではいかない人生を知った。
また多くの悩める人生と出会った。
簡単に、あれは間違ってる、あれは悪い。など気軽には言えないことが分かった。
TVで色々と非難、批判している人もいるが、実際その立場になったら言えないだろう。
だから、私は簡単に人を批評はできない。
若いころは
悩みがあれば、そのことだけに集中して狭い世界で生きて来たなとつくづく思いかえした。
もっと他に考えこと、思うことが出来ただろうに・・・と今になればそう思う。
なぜ、あの時・・こう思えなかったのか?なぜ、もう終わりだと思い込んでしまったのか?
30歳で退職後、この著者と違う方向での放浪ニートになってしまった。
著者のように世界35か国をまわりはしなかったが、海外にも行ったことはあるし、東南アジアを放浪したこともある。
でも思いかえしても、糧にはなっていない(笑)。
帰国後も「日本はやっぱり世界一住みやすい」と思うだけで、
グローバルな方向性にもならず日本の小さき日常の世界に戻ってしまった。
思い込んでいると、その思い込みの世狭い世界から出れなくなる。
隣に幸せがあっても気づかない。
自分は世界一不幸だと思っていて、毎日が不安苦しみの日々。
でも、それは誰も気づかなかった。
「三毛の助は明るいな!面白いな!」と言われイジられつつも
楽しそうに過ごしているかのように見えていただろう。
そして今
また同じ心境に迷い込んでいるのがわかる。
出口のないような不安・息苦しさ・・・
多分、自分は駄目だ。終わりだ。
そうどこかで確信しているのだろう。
バイト代も底をつきかけてきている。
親のお墓を立てて上げるどころの次元でない。
まず、
今の自分の気持ちを立ち上げない限りは未来はない。
わかっている。
一人で居るからには、
一人で立ち上がるしかないのだが・・・動けない
情けない。
わかっている
どうにかしないといけないのは
わかっている
動かなければ始まらないのは
わかってる
そうやって日々過ぎてゆく
わかってる
今人生どん底。
どん底がチャンス。
わかっている頭では
ある時
姪が「おじゃちゃんのことは大好き。」と言ってくれたことが
今更ながら胸に沁みる。
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